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長生きはフード選びから
お家のワンちゃんやネコちゃんに「健康で長生きして欲しい」と願うのは当然のこと。 健康で長命を願うのであれば、疾病予防と同じくらいに「栄養管理」が重要です。 今月は、ワンちゃんやネコちゃんの健康を守る正しい「食事」についてです。
ワンちゃん、ネコちゃんと私たち人間では必要とされる栄養バランスが違います。栄養素を考え、カロリー計算を毎日続けることは大変手間がかかります。手軽に栄養バランスのとれた食事としてペットフードが使用されています。

<ペットフードの種類>

タイプ 利点 取り扱いと保存法
ドライ ・給与や貯蔵に便利
・歯の健康をサポート
開封後は1ヶ月程度で使いきることが望ましい。口をしっかり閉め、直射日光が当たる場所や湿度の多い場所を避けて保管。
ウェット
缶詰・レトルトパウチ
・嗜好性が高い
・有効期限が長い
開封したら1〜2日で食べきるように。
容器に移しかえ密封して冷蔵庫で保存。
セミモイスト
半生
・比較的、有効期限が長い 乾燥に弱いので口をしっかり止める。1ヶ月以内で。

● 目的による分類
総合栄養食・・ ペットフード公正取引協議会が栄養基準を満たしていることを証明したフード。
動物に必要な栄養要求を満たしており、この食事と新鮮な水があれば、特に他の栄養素を補充する必要なし。
一般食 ・・・ 主食としてつくられたものではないので、栄養的に過不足がある。
ラベルに「他のフードと併用して与える」と記されていることが多い。
間食 ・・・ スナック・おやつなどと表記。コミュニケーションの手段やしつけ・訓練のご褒美と して使い、必要なエネルギー量の10〜20%程度に抑える。
その分食事として与えるフードの量を減らす必要あり。  
サプリメント・・
(栄養補助食品) 
栄養素の不足が診断された場合それを是正する目的で用いる食品。
特定の栄養素が濃厚に含まれている。
特別療法食・・
(療法食) 
特定の疾患の管理または予防のために特別に栄養成分を調整した食事。
獣医師の処方が必要。

● フードの選び方のポイント
主食となるフードのタイプを選ぶ。
ライフステージ(成長段階)を考慮する。
「総合栄養食」と明記されているものを選ぶ。
信頼できるメーカーをみつける。
 
● ライフステージに合わせた食事
成長期 ・・ 成長に必要なエネルギーが必要。
犬の場合、犬種(成犬時の予測体重)によって成長の度合いが違うので、それらに合 わせた給与が必要。正常な骨の発達のためにはカルシウムとリンのバランスが大 切(過剰なカルシウム摂取は逆に悪影響を及ぼす)。食べ過ぎ(肥満)にも注意。
維持期 ・・ 定期的にボディコンディションスコア(BCS)の評価や体重測定を行い、食事の給与量が適切であるか判断する。
高齢期 ・・ 7歳(大型犬はより若齢で)を目安として、維持食から高齢用の食事へ切り替える。肥満を予防することは高齢期の健康に大きく関わる。
年齢がさらに進むと、感覚の低下(味覚・臭覚)、や歯周病の影響で食欲が低下し、胃腸の消化・吸収能力も衰え、痩せてくるワンちゃんやネコちゃんが増える。このような場合はエネルギーの制限をせず、少量の摂取でも必要なカロリー量を提供できる質の高い食事を与えるなどし、フードを温めたり微温湯を加え柔らかくするなどの工夫をする。  

● 食事の回数
3ヶ月頃まで・・・1日3〜5回
6ヶ月頃まで・・・1日2〜3回
6ヶ月以降・・・・・1日2回



食事の量
  体重やボディコンディションスコアに応じて1日に必要なエネルギー要求量を決定し、フードによって食事量を決定する。目安としてラベルに明記されている量を参考に、活動量、不妊・去勢手術の有無、健康状態を考慮して加減をする。

● 食事の与え方
ワンちゃん・ネコちゃんの状態やライフスタイルによって適当な方法を選ぶ。
ワンちゃんは、定量給餌法(1日に必要な食事を1日1回以上に分けて与える方法)が適しているが、食欲が低下しているときなどは回数を増やしたり、自由採食法(食事を常時置いておき、いつでも食べたい時に食べられる方法)を採用する。
ネコちゃんは、自由採食法や混合給餌法(ドライフードを自由採食法で、ウェットタイプフードを定量給餌法で与える方法)が食性に適しているが、肥満傾向の猫では定量給餌法で回数を分けて与える方法(少量頻回給与法)が適切。

ワンちゃんやネコちゃんは自分で食事を選ぶことができないので、
私たち人間が正しい知識を身につけ、フ−ドを選んであげたいですね。BCSシートが病院にありますのでご自由にお持ち帰りください。食事(フード)に関して質問などありましたらお気軽にご相談ください。

来月はうさぎさんの食事について考えてみましょう。

*BCS(ボディコンディションスコア)シート
ワンちゃんやネコちゃんを上からみたり横からみたり、触ってみていまの体型が適切かどうか、5段階に分かれていて評価をするものです。

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