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ズーノーシスのお話
● 「ズーノーシス」って?
人・どうぶつ間の感染症(人獣共通感染症)のことで、ペットなどの動物から人に感染することがある病気です。さまざまな種類がありますが、正しい知識を持ち、ペットに寄生する虫の定期駆除などの予防や普段の生活の中での対策を心がけることが大切です。


● 知って欲しいズーノーシス
■ 犬猫回虫症
ペット 大量の寄生がないかぎりほとんど症状はない。
主に発熱や全身の倦怠感、食欲不振。進入した部位によって症状は違うが、肝臓に悪影響を与えたり、
咳が出たり、てんかんに似た発作を引き起こす。また、眼に達した場合は炎症や視力・視野障害など。
予防
方法
・定期的な検便、腸内寄生虫の定期駆除。
・糞便を直接触れない。

■ ノミ嗜好症(しこうしょう)、猫ひっかき病(媒介するのはノミ)
ペット ノミに吸血されたかゆみで掻き過ぎて化膿性皮膚炎を引き起こすことあり。
ノミの唾液でアレルギー性皮膚炎になることも。
猫ひっかき病は感染した犬や猫に噛まれたり、ひっかかれたりことで感染し、傷口周辺に丘疹(きゅうしん)やでき物、発熱やリンパ節の腫れなどがみられる。
ノミ嗜好症は強い痒みがあり、斑点や丘疹ができて掻くことで化膿したりする。
予防
方法
・ノミの予防、定期駆除。
・手洗いや、消毒。

■ 狂犬病
ペット 目的もなく動き回ったり、吠えたりするようになり、次いで噛み付くようになる。
のどの麻痺(まひ)によって食べたり飲んだりできなくなったり、衰弱しやがて死亡。
1〜3ヶ月の潜伏期間の後に発熱、食欲不振や、傷の痛み、知覚の異常が現れる。
水を飲もうとすると喉のけいれんが起こり飲水不可能になる(恐水症)。
そして、高熱・幻覚・錯乱などの神経症状を起こし、全身のけいれんが現れ昏睡し死に至る。
予防
方法
・狂犬病予防注射。
・海外で野生動物に触れない。

■ レプトスピラ症
ペット 黄疸・嘔吐・下痢・血便など症状の「黄疸出血型」と、嘔吐・下痢など゙による脱水症状や体温低下が起こり、手当が遅れると尿毒症を起こし死に至る「カニコ−ラ型」がある。
黄疸や腎不全、内臓出血や皮下出など重篤な症状。
予防
方法
・混合ワクチン接種。
・排泄物に直接触れない。

■ トキソプラズマ症
ペット 猫が最終宿主。大量の寄生がないかぎりほとんど症状はない。猫白血病や猫エイズに感染していたり、
免疫力が低下している時は発熱、呼吸困難、黄疸や体重減少など。
妊娠中に初めて感染した時に流産、早産や死産が起こる可能性がある。
欧米では猫の糞便からの可能性よりもトキソプラズマに感染した生肉を食べることで感染の機会が多いと言われている。
予防
方法
・猫の糞を直接触れない。

■ パスツレラ症
ペット 犬・猫の咬傷後の腫脹の原因菌の多く。
感染後、数時間で感染した部位が赤く腫れ、激しい痛みが起こる。炎症が深部まで達すると、その部分の組織が壊死することもあり。多くの場合、風邪に似た症状を起こす。
予防
方法
・触れた後の手洗い。

■ エキノコックス症
ペット 犬やキツネは感染していても無症状。
長い間(約10年以内)無症状の期間が続き、そのまま進行して肝臓に悪影響を与え、 さらにその他の臓器に転移し予後不良。
予防
方法
・北海道への渡航暦や、北海道内で野ネズミを食した可能性がある場合は注意。
・定期的な駆虫。

■ 皮膚糸状菌症
ペット 脱毛・フケ
腕や首周りなど直接接触する部位に赤い皮膚病変がみられる。
予防
方法
・触れた後の手洗い。


● 予防と対策
■ 飼育環境の掃除
ペットと暮らす住環境を清潔に保つ。
(ノミやダニの駆除も含めて)
■ ペットに触れた後必ず手を洗う 世話をしたり遊んだ後は手をよく洗う。
特に、料理をする前、食事をする前には十分に洗う。
体力のない乳幼児、ご年配や病中病後の方が接触した場合は、
念入りに手を洗うこと。
■ 排泄物の処理 直接触らない。
便はすぐに片付け、糞便で汚れた所はすぐにきれいに掃除する。
散歩時の排泄物は持ち帰る。
■ 誤ったスキンシップをしない
ペットとキスや口移しなどをしない。同じ布団で寝ない。
■ ペットの健康を守る
予防(定期的な狂犬病・混合ワクチン接種、
フィラリア予防、定期駆虫)を。
ペットの体を清潔に保つ。
■ 早めにチェック 定期的糞便検査で寄生虫の感染の有無を調べる。
皮膚の状態がおかしいと思ったら、まず動物病院でチェック。


● 予防、駆虫などお気軽にご相談ください。
【 バディしんぶん7 「ズーノーシス」について 】
【 フィラリアレター(’08,1〜)掲載 】
…こちらもご覧ください。

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