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  飼い主さんに知ってほしいお話 読みたいお話をクリックしてください。
  1.ワクチン接種のお話 2.皮膚病のお話 3.うさぎの不正咬合のお話
 

1.ワクチン接種のお話
可愛いペットを恐ろしい病気から守るために。
ワクチン接種の目的は、感染すると命にかかわるかもしれない恐ろしい病気にかかる前に、予防注射によって体の中に免疫(抗体)をつけ、もし感染したとしても体を守り発病しないように、または発病しても軽くすむようにしておくためのものです。
病気から守るためのワクチン接種ですが、まれに顔が腫れたり、下痢や嘔吐をしたりと副反応が起こることがあります。当院で初めてワクチン接種をする際には、病院内で副反応の観察のための時間を設け、また、その日一日様子をみていただくために午前中の接種(日・木曜日を除く)をお勧めしています。   可愛いペットを恐ろしい病気から守るために。

ワクチン接種時期と回数
  ●犬・・ 生後50日頃から3回(最短で3週間毎)接種を行い、以後1年ごとに追加接種をします。
  ●猫・・ 生後2〜3ヶ月に1回目の接種、1回目の接種から3週間〜1ヶ月後に2回目の接種を行い、以後1年ごとに追加接種をします。


ワクチンで予防できる病気
 
犬の病気
■ ジステンパー
死亡率の高い病気です。仔犬の発生が多く、発熱・下痢などが起こり、神経症状を示し衰弱死してしまいます。
 
■ 犬伝染性肝炎(アデノウィルス1型)
肝炎が起こり、嘔吐・下痢・食欲不振などが起こります。仔犬では突然死することもあります。
 
■ 犬伝染性咽頭気管炎(アデノウィルス2型)
肺炎・扁桃炎など呼吸器病を引き起こします。
 
■ 犬パラインフルエンザ
気管・気管支・肺に炎症を起こし、激しい咳が特徴です。
 
■ パルボウィルス感染症
激しい下痢や嘔吐が起こります。仔犬の場合は特に症状が重く死亡率の高い病気です。
 
■ レストスピラ症
人畜共通感染症の1つ。黄疸・嘔吐・下痢・血便など症状の「黄疸出血型」と、嘔吐・下痢など゙による脱水症状や体温低下が起こり手当が遅れると尿毒症を起こし死に至る「カニコ−ラ型」があります。
 
■ 犬コロナウィルス病
軽い胃炎の後に多くは回復します。仔犬の場合は、嘔吐と中〜重度の水様性下痢が起こります。
 
 
 
 
猫の病気
■ 猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)
発熱、激しい嘔吐、血便が起こり脱水症状が起こります。仔猫では死亡することもあります。
 
■ 猫カリシウィルス感染症(FCV)
クシャミ、鼻水、咳などがみられ症状が進むと口の周りに潰瘍ができます。2次感染が起こると肺炎などを併発し死ぬこともあります。
 
■ 猫ウィルス性鼻気管炎(FVR)
急に元気や食欲が無くなり、次に発熱、鼻水、目ヤニなどがでます。
 
■ 猫白血症ウィルス感染症(FeLV)
免疫力が低下し、腎臓病、リンパ腫などの原因になる恐ろしい病気のひとつです。仔猫の場合は、発病しやすく死亡率の高い病気です。
 
■ 猫クラミジア感染症
目ヤニを伴う持続性の結膜炎が特徴です。鼻汁や咳もあらわれ、ときに気管炎などを併発し、重症になった場合は死亡してしまうこともあります。
 



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2.皮膚病のお話

皮膚病の疾患は400以上
小動物の皮膚科では400以上の疾患が報告されており、診断に悩む症例では初診時に病気を大まかに8種類に区分します。実際にはこの8種類のうち数種類が組み合わさって症状を表している場合が多いと考えます。

皮膚病の疾患郡(8種類に区別)
  ■ 感染症
・寄生虫(ノミ・ダニなど)
・細菌
・真菌(カビ)
・ウィルス など
感染よるもので、
一般に痒みを伴う
■ アレルギー疾患
・アトピー性皮膚炎
・食物アレルギー
・ノミアレルギー など
一般に強い痒みを伴う

■ 角化症
・脂漏症(あぶら症)
・フケ症
・乾性脂漏症
(フケ症なのにあぶら症)
など
 
  ■ 内分泌疾患
主に、甲状腺の機能異常・
副腎の機能異常・
性ホルモン異常など
中〜老齢犬に多い
脱毛を伴うことが多い
■ 免疫介在性
ヒトの膠原病に近い疾患
顔を中心としたひどい潰瘍など
口腔内や粘膜に水ぶくれ
パットに異常がでることもある

■ 先天性疾患
遺伝的要素などによる素因、特異性、奇形により生まれつき、または幼少時から発症
毛包の形成不全による脱毛
薄毛、異常な毛質 など
 
  ■ 腫瘍
皮膚のしこり、できもの
俗に良性のものをイボ、悪性のものを癌と呼んだりする
老齢犬に多い
■ その他
上記区分に合致しないもの
明らにされていないもの
未知の病気
   

治療の流れ
  (1) 問診・・種類、年齢、性別に注目し、生物学的、経験的に重要な疾患群の予測
  (2) 診察・・主症状と(1)から予測された疾患群の鑑別
  (3) 検査・治療的評価・・特定疾患の評価、個別性を重視した治療を決定するための検査や治療による
効果の検討を順次適切に実施
  (4) 治療方針の決定

  段階的な検討により、診断の精度が高まり、仮に特定の診断名をつけられない症例であっても適切な方針を誘導
  することができます。

治療の流れ
 


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うさぎの不正咬合のお話

日頃から歯をチェック!
ウサギさんの歯は切歯、臼歯の28本すべてが生涯伸び続けます。切歯は1年で約10〜12p伸びると言われています。食物をすりつぶして食べるため常に磨り減って一定の長さが保たれます。しかし遺伝的素因、不適切な食事内容や外傷などの原因で歯のかみ合わせが悪くなると、歯が変形したり異常な方向へ伸びていってしまいます。不正咬合は切歯と臼歯のどちらにも起こり、同時に生じることもあります。
不正咬合によって二次的に膿瘍形成、また伸びた歯が口腔内を傷つける痛みによって食欲不振、さらに鼓腸症や毛球症を起こすこともあります。

切歯の不正咬合
 
■症状: ・食物が噛み切れない
・食物を細かくすると食べる
・切歯が飛び出ている
・食べられず痩せてくる 
・よだれが出る    など

  ■治療: 触られることに慣れていれば、無麻酔で
歯科切削器にて切断。
慣れていなければ、鎮静下で切断。

クリックで拡大 
切歯処置前(クリックで拡大します。)
<切歯処置前>
切歯処置中(クリックで拡大します。)
<切歯処置中>
切歯処置後(クリックで拡大します。)
<切歯処置後>
 
臼歯の不正咬合
 
■症状: ・食べにくそうにする
・口の動かし方がおかしい
・食べられず痩せてくる
・歯ぎしりをする
・よだれが出る    など

 
臼歯が伸びている(クリックで拡大します。)
<臼歯が伸びている>

クリックで拡大 
■治療: 麻酔下で切断、切除縁を歯科用ドリルでなめらかにする。
   
 
  ポイント
  ●日頃から歯のチェック●
    切歯・・ゲージなど硬いものをかじっていませんか。仰向けにできると観察しやすいです。
臼歯・・頬と臼歯の間に指をいれ突出はないか、下顎の骨がゴツゴツしていないか触ってみましょう。
  ●歯によい食事●
    ペレットだけではなく、牧草や繊維の多い野菜類も与えましょう。 →「うさぎの食餌のお話」はこちら
  ●兆候をみのがさない●
    食欲低下、食べ方の異常やよだれなどの症状に早く気づいて。
 
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